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はりねずみ通信

兵庫県姫路市にあるかない動物病院。
椎間板ヘルニアの治療であるPLDDや腹腔鏡手術などの低侵襲治療に力を入れています。
<< 低侵襲治療の意味 | main | 低侵襲治療3(病と戦うという思想) >>
低侵襲治療2(外科侵襲について)
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     動物の体に負担をかけたくない、という獣医師と飼い主さんの心理的な面を述べた。
    今日は外科侵襲そのものの意味を考えたい。

    「動物に対し、大きな手術は避けたい」
    そう考える人が多いと言った。ところが、「先生、手術で治りませんか?」と質問されることも、実は多いのである。
    病気で弱っている動物を前にすると、人間は次の一手を探そうとする。薬を飲んでじっくり待たなければならない場合でも、しびれを切らして次へ行こうとする心理はよくわかる。
    でも、この心理バイアスで、選択を誤ってはいけない。

    非常に困難な状況のとき、人間は荒療治で乗り越えようとする。
    たとえば癌と宣告されたとき、そのままでは死に至るが、大きな手術をすれば1%の確率で治ると言われるとする。(たとえば、すべての癌細胞の郭清手術をし、術後抗がん剤治療を行う、など)
    すると、かなりの人が手術を選ぶのではないか。
    このまま何もせずにいるより、可能性があるほうに賭ける。これは当然の考えである。

    ところが1%の確率、というのは、医学で言うと「ほぼ治癒に導くのが無理」という数字である。機械ではなく生き物が対象なので、100%無理とは言えない。それで、出てきた確率と言える。(個人的には確率50%以下の手術法は、手術でないと思っている)

    この場面では、生物を科学的に見ると言う視点からは手術の適応ではない。
    ところが心理的側面から見ると、「確率がゼロでないなら」と、手術に挑むことになる。

    誤解を恐れずに言えば、近代医学はそのように進んできた側面がある。
    心理バイアスにより、患者は容易に侵襲性の高い治療に挑もうとする。医師も腕をふるいたい。その結果、外科手術は革命的な進歩を遂げた、と言えないだろうか。

    だれもが侵襲の高い治療を希望しないにもかかわらず、「高侵襲の手術」が選択されるのには、このような理由があると考えられる。

    動物医療でも同じだ。
    もし治療が不成功に終わっても、「できる限りのことをした」という気持ちが獣医師にも飼い主さんにも生じる。

    でも、その外科侵襲が本当に動物にとって必要だったかどうか、もう一度考えてみてもよい。
    繰り返しになるが、動物は治療を選択できないのだ。





    (朝から難しい話ですみません。しかも推敲する時間がないので散文になっています。自分なりに考えをまとめたいので、トライしているのですが、わかりにくければ読み飛ばして下さい)
    ・・って最後に書くな!(笑)




    かたづけのとちゅうで












    | 低侵襲治療 | 05:39 | comments(5) | trackbacks(0) | - | - |
    でも、その外科侵襲が本当に動物にとって必要だったかどうか、もう一度考えてみてもよい。

    繰り返しになるが、動物は治療を選択できないのだ。
    を頭に入れて 今後の事を考えて行きたいと思います。

    MRIの結果 ミミにとって一番良い方法を教えて下さい。

    ミミの今後の事を家族で話し合いました。

    水を飲みたい時、トイレに行きたい時ク―ンク―ンと呼びます。
    トイレ介助のやり方を教えて下さい、
    よろしくお願いします。
    | モック | 2013/07/02 8:04 AM |

    先生、今日もちびがお世話になります。早速の処置、ありがとうございました。牧草の咀嚼がおかしいなあと気になってました。毎朝、先生のブログを拝見するのを楽しみにしています、低侵襲のお話は心に響きました。私は看護師ですが救急搬送や高齢で自己決定が困難なケースをみる度に思うのです。声なき声をキャッチできるアンテナを張ろうと。動物も命の重さは同じですよね。
    | ちびうさママ | 2013/07/02 8:16 PM |

    次回の診察で先生を驚かせたい。
    と思っていましたが、喜びを抑えきれずコメントします。

    サスケは見違えるほど元気になりました。
    あれから日に日に回復して、庭を歩き回れるほどになりました。
    6月の半ばには「いよいよ今夜あたりか・・」みたいな日が続きましたから、息子と二人、涙涙でお別れの言葉を伝えていました(汗・・)
    だから実は「最後にかない先生の診察を受けておこう」と話しあっての受診でした(笑)

    もう食餌にがっつく姿も、シッポ振り振りも見ることができないんだ・・・と思っていたのでそんな姿が復活して夢のように思えます。

    前にも書きましたが年齢が年齢なだけに治療の可能性に対して先入観で判断される獣医師も多いと思いますが、私たちは先生の的確な見立てと対処に救われたと思っています。
    無理に命を長らえたいとは思いませんが、残りの時間を少しでも快適に過ごせるように考えていきたいと思います。

    | サスケママ | 2013/07/02 9:05 PM |

    モックさんもサスケママさんも、いろんな思いがおありでしょうね。
    去年私も同じような気持ちでした。
    でも明るく楽しく笑いながら身体をふいてやると、犬も笑ってるんですよね。ただハァハァいってるだけとは思うのですが。
    ミミちゃん、サスケ君、また待ち合い室で(*^^*)
    レックスがまだ中耳炎なおってないので。

    | レックス | 2013/07/02 11:10 PM |

    モックさん、ひとつひとつの手順を踏んで、一番いい結果に導けるよう、最善を尽くしたいと思います。がんばりましょう!介護方法もお教えしますね。

    ちびうさママさん、ちびちゃんは昨夜処置が終わり、今朝も元気でしたよ。
    人間の看護師さんだったんですね。声なき声をキャッチできるアンテナ。とても大切だと思います。ぼくが話したいことが伝わって嬉しいです。はりねずみ通信、これからもよろしくお願いします!

    サスケママさん、サスケが元気になってぼくもとても嬉しいです!
    一日一日、一緒にいる時間を楽しく過ごしてくださいね!!

    レックスさん、犬は笑いますよね。ときどき飼い主さんが撮影した写真をもらったりしますが、どうみても笑っているとしか思えない表情やオーラを感じるものがあります。不思議!

    | かない | 2013/07/03 5:40 AM |










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